シンプルデザインに丈夫なフロントバッグを求めて同じメーカーの気になったバッグを購入してみました
これまで使っていたROCKBROSのフロントバッグ B79ですが、Amazonでは『入荷の予定がありません』ということでAliexpressで探していたところ見つかったのですがそれ以外にB27、AS-011-1と2種類ありました。
B79を8ヶ月使ってきて若干不満に感じた点が4つあります。
- フラットバー・ハンドルポストに固定する際のベルクロテープの保持力が弱い
- ベルクロテープはバッグ本体に縫い付けてるので交換できない
- 生地内の樹脂板が薄く、変形する
- 思ったほど物が入らない
このベルクロテープの保持力が弱いため、フラットバーに両面テープを貼って補強してました。
一度外すと位置決めやベルクロテープの余った部分をファスナー内に収納したりと結構面倒なのでできるだけ外さない運用をしておりました。
B27、AS-011-1はベルクロテープが外れる構造になっておりましたし、容量もB79が3リットルに対して4.5リットルだったのでシンプルで装飾の少ないAS-011-1を購入してみましたので開封レビューします。
12月16日現在、B79とB27はAmazonでも売ってますがAS-011-1は廃番なのか見当たりません。
ちなみにB79はAliexpressでは3,203円に対し、Amazonでは8,565円と2.5倍以上と恐ろしく乗せられてます(=_=)
ROCKBROS フロントバッグ [AS-011-1]
12月2日に注文し、16日に手元に届きました。Aliexpressの自転車パーツは経験上、加工がない物でしたら10〜20日くらい掛かりますので平均的な日数でした。
まず手に取ってすぐわかるのは丈夫さです。
バッグ周囲と底面の生地に挟んである樹脂板の厚さがB79と比較してかなり厚いので変形しにくいです。
並べるとわかりますが全体的な大きさ自体にそこまでの違いはありません。ただB79は『四角錐台』で下が狭くなってますがAS-011-1はわかりやすくいうと『飯ごう』、上から下まで同じ寸法の寸胴です。
B79ではスマホを入れる際、入り口が狭くて結構面倒だったので使うことがありませんでしたが、AS-011-1は開口が広いというか裏から支えるような作りになってますのでB79と比較して出し入れはしやすいと思いますが保持力は下がったと思います。
バッグ内には仕切り用板、ショルダーバッグ用ベルト1本、本体固定用ベルクロテープ3本が入ってます。
オレンジ色の生地が目を惹きますがバッグ内部側面はそれぞれ区切られており、都合5つ(手前1・両サイド各1・奥2)のポケットになってます。パンク修理キットやタイヤレバー、六角レンチセットなどバッグ内で散乱しがちな物を小分けできるのはとてもありがたいです。
手動ポンプのような長い物は底面に横たわらせるしかありませんが十分問題ありません。
B79ではグローブを入れるとサドルクッションは押し込まないと入りませんでしたがAS-011-1ではこれにグローブを含めても普通に入ります。逆にサドルクッションがないとスカスカになります。
また周囲のポケットのおかげで小さなアイテムを手探りで探す必要がなくなるのはありがたいです。
バッグの中身半分で区切ることができますので使い方の幅は拡がることでしょう。
3つあるベルクロテープは独立しており、バッグ側面の穴に通す仕様になってます。
バッグ側面の部分は丈夫にできてると思いますが、長い間使っているうちにこの部分が破れたり切れたらフロントバッグとしての役目は終わります。
B79の実測ウェイトが284.3g、実運用でAS-011-1にベルクロテープ3本で335.4gですから51.1g増量になります。ただ頑丈さを考えると仕方ありません。
RCTに装着
B79のベルクロテープが薄くて脆弱でしたがAS-011-1のベルクロテープは厚さもあってしっかりしてます。
下が窄まっているB79とそう大きさが変わらないのにやはり寸胴なので大きく感じます。ただその分当然荷物は入ります。
B79は左右に小さなポケットが付いてたり外部下面にバンジーコードが付いてたりとゴチャ付いた外観ですがAS-011-1はロゴ上に目立たない開口の広いポケットがあったりショルダーベルトの取り付けパーツがあったりするものの全体が黒色なのでスッキリシンプルな印象です。
AS-011-1の気になるところ
実際手に取って装着して気になったところは2点あります。
まず蓋の歪みです。
B79の蓋はラバーコーティングしてあるので結構厚くて丈夫でしたが、AS-011-1の蓋は側面や底面と比較して柔らかいのでスマホを外した状態だと波打つように変形します。
スマホを入れないのであれば何か板状の物を入れておけば変形は解消すると思います。
次にファスナーが結構固いです。
蓋は飯ごうのように側面を被せる状態になりますのでまずは固い側面を蓋の内側に入れてファスナーを閉めるイメージです。
この固い側面を蓋の内側に入れる行為が一手間、さらにファスナーが固いのでそこも手間が掛かります。使っていって馴染んでいけばいいのですがそこは今後見ていきたいと思います。
B79は『両開きファスナー』ですがAS-011-1は『シングルファスナー』ですのでこの辺も使い勝手の面では分が悪いです。
まとめ
ファスナーの開閉が固いのはファスナー部にグリスを塗ったら若干改善しました。これについては今後も様子を見ていきたいと思います。
B79と比較すると容量の大きさや内部ポケットの数、側面と底部の強度、ベルクロテープの強度などよい点は多いです。またスッキリシンプルなデザインも個人的には好印象です。
機能的にどちらがいいか優劣は付けづらいですが、間仕切りができたり内部ポケットの数など実運用でこのバッグに何を入れるかによって変わるかもしれません。
またデザイン的にもスッキリシンプルなので取り付ける自転車のタイプなどでも変わるでしょう。
B27の詳細を見ると機能的にはB79とAS-011-1の改善版という感じはしますが、まず幅が260mmと3タイプの中では一番大きいです。またバッグ内ポケットの仕様はB79とほぼ同じで前後に2つ(B27は1つが真ん中で区切られてる)だけです。
緊急修理キットや工具など小物を持ち運びやすいAS-011-1のポケット構成は個人的にチョイスしてよかったバッグだと思いました。
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