明確になったコンセプトから<br>情報を収集する

明確になったコンセプトから
情報を収集する

自分の考える理想のコンセプトに合った自転車を探す前に

私の人となりを聞くと周囲から漏れなく返ってくる言葉は「変わっている」。

どう変わっているかはわかりませんが、多少なりとも自覚はあります。

こだわりやオリジナリティを求める気持ちは強く、わかりやすくいうと人と同じはイヤ。自分がいいと思うものはいい。かなり頑固な面もあります。

できない理由を考えるよりできるために何をするかを考えたいタイプです。

自転車でも買ったまま乗るよりオリジナリティを出したい。でも知識がない。

そこを調べつつ進めていくしかありません。

理想とするカスタムの方向性を示す1台

コンセプトを絞っていく中で見付けた1台がすでに販売終了になっている『DAHON Mu Rohloff』。

20インチ(451)、油圧ディスクブレーキ(MAGURA)、ベルトドライブ(Gates Carbon Drive)で内装14速(Rohloff)という内容です。

こんな内容に仕上がったら・・・

まず完成形のイメージとしてこの1台に定めます。

どんな趣味にも沼がある

よくいった言葉です。

自動車、カメラやレンズ、時計、鉄道、釣り、サバゲー、ゲーム、アイドル。

そう自転車も、です。

自転車は想像するだけでも何となくわかるのがスピードにハマる。軽量化にハマる。

Y氏曰く、何故か自転車乗りはマイペースで走るつもりが誰かに抜かれると抜き返さないと気が済まないクセみたいなものがあって、さらに追求し出すといいます。

自動車やオートバイ、自転車に代表される乗り物系のスピードにハマる人は総じてそんな感覚を持ち合わせているのでわからなくもないのですが。

そこは街乗り主体でキビキビ走り抜けたいコンセプトなのでそこそこ速くてそこそこ軽い。そんなイメージで最高級品のパーツを惜しげもなく使うよりはバランスが取れればいいかなと考えます。

昔と違うのはインターネットで情報収集が容易にできること。

みんなどんな改造をしているのか調べるとやはり似たようなことを考えて実行している人がいます。

例えば検索窓に「ミニベロ カスタム」と入れて画像を検索するとたくさん出てきます。

ぱっと見、ロードバイクの小径版なカスタムをしている方が多く、割と前傾姿勢で乗るタイプが多いように見えます。

細かく見て整理していくと主として以下の3つの項目になります。

  • ホイールのインチアップ(20インチ 406→451化、18インチ→20インチ化など)
  • 軽量パーツへの変更
  • Vブレーキ→ディスクブレーキ化

ベルトドライブ化・内装変速化を目指すためのフレーム形状

当然魔改造レベルな人もいます。

DAHON Mu Rohloffに目を奪われ、内装ギアとベルトドライブにすごく興味が沸きましたのでいろいろ調べて見付けたのが以下2つです。

クロモリフレームの後ろ部分を一度切ってベルトドライブ化を図る人にはさすがに驚きました。

川崎ブログ(記事はなくなってしまいました)

特徴的なパンタグラフ式フロントフォークを持つbirdy(BD-1)を内装8段化をしている人。

cycle24.exblog.jp

これら人柱的な改造をしている人を見て把握できたのは「フレーム形状」です。

もし将来的にベルトドライブ&内装ギア化をするのであればあらかじめフレーム形状を考えて選択しないといけません。

一般的なチェーンですとチェーンジョイントという部品で輪にして繋ぎますのでトラス形状でもいいのですが、ベルトは強度的な問題だと思うのですが切れ目のないループ状です。

人気のミニベロやロードバイク風なフォールディングバイクでよく見られる後輪部分がトラス状(シートステーとチェーンステーが溶接された一体式)のフレーム形状です。

トラス状でもシートステーやエンド部がボルトで接合されていて切り離したりできるのであればベルトは入りますが、溶接されていたら川崎ブログの中の人がやっていたこと(シートステーを切断して特殊パーツをインストールして溶接する方法)を真似ないとできません。

一方DAHON Mu Rohloffやcycle24さんのbirdy(BD-1)のフレームはチェーンステーがないオートバイでいうスイングアーム状といいますか、太めのパイプがメインの形状です。(正式名称があるならご教示ください)

ベルトがチェーンステーを跨ぐ必要がないため、この方式なら基本ベルトドライブ化も見えてきます。(ベルトにテンションを掛けるために後輪車軸のスライド機構がなくても一定の条件が揃えば可能)

ストレートドロップエンドのベルトドライブ化 <br>[このカスタムの裏テーマ]
あえてベルトにテンションを掛ける機構がないストレートドロップエンドでベルトドライブ化をやった経緯、ミスしたところも公開
recodec.jp

カーボンフレームの20インチ折りたたみ自転車

そして気になっていたのがカーボンフレームです。

やはり自転車を持ち運ぶことも考え、実際街中で走るのにも軽量がいいに越したことはありません。できれば10㎏を切りたいのでフレームのカーボン化はうれしい。

そうやって考えていくと車種が絞られてきます。

20インチの折りたたみ自転車でカーボンフレームを唱って販売されている自転車を見ると5つになります。

CARACLE-COZ
SAVANE FDB209S(Z1)
JAVA ARIA
Twitter F451
K9バイクス F2.0(販売終了)

JAVA ARIA以外どれも後輪フレームがトラスのクローズ状です。(計画当初JAVA ARIAは発売されてません)

また中国通販サイト AliExpress を見るとフレームとフォークのみでの販売ですが、こんなのもあります。

カーボンフレームにカーボンフォークで形状がチェーンステーのないスイングアーム状ですから私のイメージにピッタリです。

20 インチカーボンバイクフレームセット超軽量折りたたみ自転車 FM268

完成イメージはこんな感じ。

完成車イメージ

フレームを塗装したり様々な部品を購入していけばオリジナリティ溢れる折りたたみ自転車に仕上がると思うのですが、自転車初心者の私(当時)ですから結構敷居が高いと思いチョイスから外しました。