ベルトドライブ化に伴い内装変速機を考えます
さてSAVANE FDB169S (Z2)のカスタムもいよいよ大詰めに近づいてきました。
この記事の内容を汎用的にまとめたものが上記にあります。
今回のカスタムで自転車の初心者が無謀にも『ベルトドライブ化』にチャレンジしようと決めたのがコンセプトを絞っていく課程で見付けた DAHON Mu Rohloff を目にしてからです。
何にしてもメリット、デメリットはありますが今回は私にとってベルトドライブ化のメリットは大きな魅力のひとつです。
今は販売しておりませんが、まだこの時はこの自転車が60万円以上もする価値を理解しておりませんでした。
- Rohloff 内装14段ギア
- Gates CARBON DRIVE
- MAGURA MT6 油圧ディスクブレーキ(φ160mm)
- SCHWALBE DURANO RaceGuard 451x28c
ただSAVANEのカスタムが進むにつれて様々なパーツを調べている内に徐々に60万円でも安いかもと思うようになってきたことがいいことなのか悪いことなのかわかりませんが、ひとつ言えることは間違いなく金銭感覚が変わってきたことに疑う余地はありません(=_=)
ベルトドライブで多段化するには内装変速機しか選択肢がない
まず街乗りで快適に走りたいので多段化を前提とし、シングルスピード(変速なし)は除外します。
その上で現状ベルトドライブ化する場合、市販されているベルトドライブシステムは Gates CARBON DRIVE 、VEER Split Belt をチョイスできますがここは過度な冒険を避けて事例の多いGates CARBON DRIVEに絞ってサイト上で得ることのできる情報、マニュアルなど目を通します。
Gates CARBON DRIVE | Resources & Tips for You
TECHNICAL MANUAL(表紙イメージ)
日本語版はありませんが特にこのマニュアルは重要でした。これについては別ポストで記載します。
またブレーキを決めていく上で何も考えずにSHIMANOのコンポーネントで決め掛けていたものの予想以上のウェイト増になり、大きく計画を変更して MAGURA & hope にした経験からまずはGates CARBON DRIVEが対応する内装変速機を作るメーカーを調べました。
Gates CARBON DRIVEが対応を謳っている内装変速機メーカーは4つ、といいますか内装変速機を作るメーカーは4社ということになります。(他にもあるぞ!間違ってるぞ!というご指摘があればお知らせください(o_ _)o)
- enviolo (エンビオロ:オランダ)
- Rohloff (ローロフ:ドイツ)
- SHIMANO (シマノ:日本)
- Sturmey Archer (スターメー・アーチャー:イギリス→台湾)
自転車素人の私には正直SHIMANOしかわかりません。
調べてみたところ3大コンポーネントブランドのひとつ、SRAMも作っていたようですが2017年をもって製造中止したようです。
内装変速機で特に海外においてRohloffの性能に対する評価は高く、SpeedHub 500/14は内装で驚愕の14速!ギア比が脅威の526%!と目が奪われそうになるのですがハブ単体で弩級の16万円超はさすがに足が震えます((((;°Д°;))))カタカタ
前出のDAHON Mu Rohloffが60万円超するのもうなずけますよね・・・
現在では独特なフロントのサスペンション形状で根強い人気の18インチフォールディングバイク、birdyにRohloffモデルもありますがコレも60万円超です(+_+)
さて内装変速機を作る各メーカーでバリエーション(型番)が多いところもあるので気になったものだけざっとまとめました。
変速数 | ギア比 | ウェイト | ディスク | 価格 | 情報量 | |
enviolo Trekking | 無段(CVT) | 380% | 2450g | 〇 | $350 | 極小 |
Rohloff SpeedHub 500/14 | 14 | 526% | 1800g | 〇 | $1800 | 多(英語) |
SHIMANO ALFINE 11 | 11 | 409% | 1665g | 〇 | $380 | 多 |
Strmey Archer X-RF8 | 8 | 325% | 1790g | 〇 | $183 | 中 |
こうやって見るとSHIMANO ALFINE 11の価格含めたトータルパフォーマンスが際立ちますし、入手性やメンテナンスも含めて考えると個人的にはファーストチョイスで間違いないと思います。
SHIMANOの内装変速機はALFINE(11速/8速)、Nexus(3速/7速/8速)、さらにALFINE(11速/8速)、Nexus 8速には電動シフト対応のDi2もあります。別ポストに記載しますが無印(非電動)とDi2(電動)ではスプロケットやベルトラインなど細かな寸法が異なるので間違わないように細心の注意が必要です。
私の場合は非電動のALFINE 11(無印) SG-S7001-11をメインにします。
上記表以外にもO.L.Dやアクスルのタイプ、スポーク穴数、対応するベルトドライブメーカーなどバリエーションが豊富にあります。どんなタイプの自転車でもインストールできるわけではありませんのでご注意ください。
細部のスペックまで目を通して確認しないといけませんので非常に神経を遣います。
結構重要なシフターワイヤーの取り回しについての詳細は以下で。
画像引用: