ダブルQR最軽量のペダルを求めて
暑い日が続いておりますが、何やら最速で梅雨明けのようです。
先月末より急な訃報が2件、挙げ句新しい案件が飛び込んだりと今年一番に余裕がない月でした。
来月いっぱい掛かりそうですが体調管理に気を付けて臨んでいきたいと思います。
「ペダルは国産三ヶ島一択」といわれたりしますが、ひねくれた私はあえて違うメーカーから探して使ってみるのが楽しかったりします。
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過去購入したAceoffixの2つのペダル
さて自転車用パーツを製作している中華系メーカーで知る人も多い、Aceoffix。
過去Aliexpress経由で左右とも取り外せる機構(ダブルクイックリリース)を持つペダルを2種購入しておりますが、多分今回がファイナルアンサーのペダルだと思う物を購入してみました。
※AliexpressのAceoffix Official Storeは閉鎖したようです。
まずは過去購入したPD-015、PD-069 Tiのレビューをまとめてみたいと思います。
Aceoffixで販売されているペダルはデザイン2種、材質(ウェイトの違い)2種と大まかに分けて4種あると思います。
デザイン的にはシティバイク的なもの、滑り止めリベットが付くMTB的なものとなります。
そしてそれぞれのデザインで、チタン製の中空シャフト・QRアダプターかステンレス製シャフト・QRアダプターかの違いだと思われます。
私が購入したPD-015はステンレス製シャフトに同材質のQRアダプター、PD-069 Tiはチタン製中空シャフトに同材質のQRアダプターです。チタン製QRアダプターには『Ti』の刻印がされてます。
なおこんな小さなQRアダプターだけでも17.5g違います。
そうして今回購入したのがPD-069 Tiよりもカタログスペック上ではさらに軽量でシティバイク系デザインのチタン製中空シャフト・同材質のQRアダプターの製品です。
Aceoffix PD-025
さてひさしぶりにパーツの実測です。PD-069 Tiのレビューでも比較のため外観寸法は計測しておりますが、念のために再計測です。
では一番気になるウェイトです。
ウェイト
実測: 174.0g
手に持ってもわかりますが驚くほど軽いです。
カタログスペックでのウェイト170.0gとのことですが、結果は+4gでした。
それとこれはたまたま気が付いたのですがシャフトやクイックリリースアダプターの材質が違うだけだと思っていたらPD-015とPD-025、ペダル面のディテールが少し異なります。友人に売ったPD-015を取り外して見てみます。
まずPD-015と比較してPD-025はペダル面長さ-11mm、幅-8mm、厚さ-4mmです。
PD-015はペダル側面がタフな作りをしており、もし何かの拍子で走行中ペダル側面に何かがぶつかった場合でもガードの役目をしてくれそうですが、PD-025は余分な贅肉を削ぎ落としたような作り故にガードらしき加工はないので運用上扱いに注意が必要かもしれません。
これはライトウェイトの宿命です。
Aceoffix ペダル3種の比較
ではPD-015、PD-069 Tiとどれくらい違うのか過去計測したものと比較します。
まずはR側だけ抜粋してみます。
- PD-015 R: 106.2g
- PD-069 Ti R: 76.7g(PD-015比-29.5g)
- PD-025 R: 69.1g(PD-015比-37.1g・PD-069 Ti比-7.6g)
PD-069 Tiでも相当軽く感じましたがさらに7.6g軽量となりました。
- PD-015: 265.3g
- PD-069 Ti: 190.0g(PD-015比-75.3g)
- PD-025: 174.0g(PD-015比-91.3g・PD-069 Ti比-16.0g)
当たり前といえばそれまでですが、ステンレスシャフト・クイックリリースアダプターのPD-015と比較すると相当軽いことがわかります。
確かにPD-069 Tiと比べるとたった16.0gしか変わらないと感じます。
一見するとPD-069 Tiのペダル面の大胆な中抜きデザインが軽く見えますが、実際はPD-025の方が軽かったことに驚きます。
ただよく見るとPD-025もペダル面はギリギリまで薄肉化されてますので、ひょっとしたらPD-069 Tiの片面5個、両面10個付く滑り止めリベットがあるかないかの違いなのかもしれません。
ただこの滑り止めリベット、私の経験上履く靴を選ばないと結構靴底を痛めますのでもし購入される方は運用方法に注意が必要です。
結局のところ完全に好みの問題になりますが、PD-069 Tiはわかりやすい中抜きデザインで見た目のインパクトがあります。
同時購入するべき『クイックリリースペダルロック』
またPD-015では入っていて、PD-069 Tiには入っていなかったクイックリリースペダルロックはPD-025にも入っていませんでした。もしPD-025、PD-069 Tiのご購入を検討されている方は併せて購入されることを推奨します。
私の場合はPD-069 Tiで入っていなかったため、何気に見越していたので予め購入しておきました。
また現在原因を追及しておりますが、乗車時にペダルを漕ぐとある一定のところでL側ペダルにガタつきを感じます。ただクイックリリースアダプターのロック部分(一番外側のロゴ付き部分)を少し回すと症状が治まることからロックするベアリング周辺だと想定して念のためL側だけ別途クイックリリースアダプターを購入しておきました。
停車してから左側から左足に全体重を掛けて乗る時に変形してしまう可能性もありますし、ひょっとしたらクランクアームのネジ部に問題があるのかもしれません。
その辺も含めて調べていこうと思います。
※追記:L側ペダルのガタつきの原因はクランクでしたのでペダルは関係ありませんでした。
Aceoffix チタンシャフトペダルの弱点
ちょっとした街乗り運用であればそこまで問題になりませんが、このペダルの大きな弱点は『アダプター内のベアリングの耐久性』です。
詳細は上記ポストにありますが、要約するとあまりハードな運用をするとアダプター内のベアリングが摩耗・変形してペダルロックされてても外れる危険性がありますのでご注意ください。
ということでPD-025の詳細でした。
とても軽く、またステンレス版と大きな価格差もないことから個人的にAceoffixのペダルはどちらのデザインでもチタン製をオススメします。
PD-069 Tiは滑り止めリベットやペダル面の前後幅の大きさなど衝撃が大きな山道などでも滑らず安定して踏めるデザインですが、PD-025は単色でパッと見のデザイン的には落ち着いたイメージなので街乗り系に適したペダルという棲み分けをしているのかもしれません。
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