小径で小回りが効いて扱いやすい通勤特化型自転車をカスタムしていきます
たまたま別件でインターネットで検索している時に見付けた自転車が目に留まります。
それが今は終売になってしまった『OX BIKES PECO』で、14インチで前後に折りたためるコンパクトな自転車です。
中古で売っていたのですがベルトドライブ化を目指す上で、まずはホイールを組んでくれる自転車屋さんを見付けなければなりません。
RCTのホイールを組んでくれた某サイクルショップのメカニックT氏が退職されたため依頼できるところがありません。
オフィス近くの自転車屋さんに相談した結果、難なく承諾してくれましたので早速6月4日に購入。
6月6日に届きました。
カーボンフレーム折りたたみ自転車の弱点
ベルトドライブで内装変速。軽くて速いRCTですが総走行距離10,000kmになりフレームの折りたたみ部のガタつきは調整すれば問題ないものの少し面倒ではあります。
やはり個人的に思うのはカーボンフレームの折りたたみ自転車は日常で使うのではなく、たまに趣味として輪行主体のポタリングなんかに向いていると思います。
そういった意味であくまで趣味のためのツールとして所持していった方がライフは長持ちします。
OXエンジニアリング
その昔、少し自転車カスタムに興味を持ち始めた頃見付けたこの自転車はフレームだけで売られていました。知る人ぞ知る、今も根強い人気のある『OX Gazelle』。
いつか組んでみたいと思っていた夢は終売という形で潰えました。
折りたたみではないもののこのフレームでベルトドライブ化もできたのではと思います。
そしてそのOXエンジニアリングが作った折りたたみ小径車が14インチのPECOとなります。
OX BIKES PECO
やはり実車を見ないことにはわかりません。
シフターは『microshift』で9速。グリップはかなりすり減ってますが『TIOGA E-GRIP』のロングです。
14インチのタイヤを見るとなぜかDAHONのロゴがあります。
ディレイラーは『microshift CENTOS』。
タイヤは37-254(14×1.35)。
PECOのベルトドライブ化を考える
まずベルトドライブ化する上で最も大事なのがリアセンター。PECOは380mmでした。
SAVANE FDB169Sが370mmでしたので+10mmです。
組み合わせた結果は2通り。
- F70T – R24T ベルト118T(リアセンター382.1mm)
- F70T – R22T ベルト118T(リアセンター387.0mm)
PECOのフレームエンドは『トラックエンド』でエンド幅はF100mm、R135mmです。
トラックエンドだとベルト長に少し融通が利くので助かります。
念のためPECOにアルフィーネ11でベルトドライブ化するとどれくらいのスピードになるか計算します。
11段時ケイデンス50rpmで21.3km/h。
RCTが30.6km/hですので-9.3km/hとなりますが、基本平坦な街中でだけですから十分でしょう。
そしてRCTのフレーム換装を考えているのでリアスプロケットの22Tが余ります。リアセンター387mmでもいけそうなので22TのスプロケットをPECOに使います。
PECOの特異な点
カスタムを考える上で規格的な面のPECOの特異な点があります。
14インチでディスクブレーキなのですが、ローター径はφ120mmと小さいです。
マウント形式はインターナショナルスタンダード(通称IS)にアダプターを付けてポストマウントのキャリパーをインストールしてます。
カスタムを模索する
一番楽しいのが『どんなカスタムにするか』を考える時間です。
- ベルトドライブ化
- 内装変速化
- 油圧式ディスクブレーキ
- ABS
- 各種軽量パーツに変更
この辺についてはRCTで散々経験したのでそう難しくはありません。
- 16インチ化
これについては分解してみないとわかりませんが、ひょっとしたら道筋があるかも。16インチにできればRCTのφ140mmディスクを移植できるのとタイヤの選択肢が増えます。
まずは今度の土日で全分解して中身の規格を確認します。
さて楽しみが増えましたのでまた充実した日々になりそうです。