今回のカスタムでブレーキ周り関連のポイントをまとめてみました
通勤快速仕様に主眼をおいたOX PECOのカスタムのポイントを3つ考えました。
- 内装変速機+ベルトドライブ化
- 14インチ→16インチ化
- フレームの特殊塗装・アルミニウムの機能性表面処理
16インチ化はフロントフォークの換装が必要になります。
OX PECOオリジナルのブレーキディスク径はφ120mm。それを現代の一般的なロード系規格であるφ140mm化へ、さらに機械式ディスクブレーキを油圧式に変更します。
Contenst
マスターシリンダーは『MAGURA MT5』
RCTで同じマグラのMT4を使っていますが、とてもフィーリングがよかったので今回はもう一つ上のMT5をチョイスしました。
MTシリーズは純正で軽量なカーボテクチャクランプです。
リペアパーツ扱いのため、追加で購入しないといけないパーツがあります。
ホースの接続部を保護するプロテクターです。
それと過去の経験上、マグラのマスターシリンダーで個人的に交換必須のパーツがあります。
給油ポートのニードルです。
左がアフターパーツのチタン製、右が純正の樹脂製です。
ブリーディング作業で何度かこのニードルを外すのですが極小トルクでの締め付け管理をしないといけなく、樹脂の場合下手をするとトルクス穴がなめたり折れたりしちゃいます。
そうなると外すのに相当手間取るか、外せなくなります。(2回経験あり)
マグラのマスターシリンダーを装着する場合、私は必ずこのチタン製ニードルに変更します。
ブレーキャリパーは『hope RX4+』
今回もRCTと同様hopeのブレーキキャリパーを購入。ただし前後共にRX4+なのでRCTよりグレードアップです。(RCTはフロントRX4+、リアはRX4)
赤のボディはメチャクチャ派手で存在感あります。
フロントフォークの関係で今回もフロントのみフラットマウント。
リアはIS→PSマウントアダプターが付いてましたが、リアもディスク径φ120mmなのになぜかφ140mm用のアダプターが付いてました。
今回のカスタムでブレーキディスクをφ140mmに変更するのでリアのマウントアダプターを20mm大きいφ160mm用のモノを使います。
OX PECOにアルフィーネ11をマウントする工夫
OX PECOのリアエンドに装着するブラケット。
車体右側(画像左)はディレイラーハンガーマウントのネジ穴、車体左側(画像右)はリアキャリパーのマウントとスタンド用のネジ穴が付いてます。
これを見た時ふと気が付きました。
アルフィーネを組んだり触ったりしたことがある方はわかると思いますが、アルフィーネが回転方向に動かないようにエンド部に付ける回り止め(画像はストレートドロップエンド用の青・緑)が装着できません。
この回り止めの厚さはエンド部にハマるツメを除いても7mmあります。
アルフィーネはこの回り止め分含めて考えられているので、車軸が割りと長めで袋ナットで固定するため、エンド部があまり肉薄過ぎると車軸が袋ナットの頭打ちで固定できなくなる恐れがあります。
車体右側のディレイラーハンガーのブラケットを思い切って取っ払ってロードエンド用の回り止めを付けることも考えましたがかなり不格好になってしまうので思い切って回り止めを付けない選択をしました。
そこで見付けたのがコレ。
内径、外径、厚さ共にピッタリフィット。これで袋ナットの頭打ちの懸念が解消されます。
リアキャリパーはマウントに問題発生
しかし問題発生。
ブラケットにIS→PMアダプターを取付け、RX4+を装着しようとしてもボアシリンダーがブラケットに当たってネジが最後まで締まりません。
リアに対抗4ポッドのキャリパーを取り付けるなんて想定してませんよね・・・
あまりやりたくはありませんがRX4+を装着するなら鉛筆書きの部分を削らないといけません・・・
今回もABSは『OUTBRAKER』
そして今回のカスタムでもABS『OUTBRAKER』を装着します。
ただし今回は前回と異なり、.eu(スペインから発送)ではなく試しに韓国運営の.comから購入してみました。
また前回はMTBのキャリパータイプを購入しましたが.comにはなかったためROADのキャリパータイプを購入。
もちろんブレーキホースアダプターキットも必須なので同時購入します。
コネクティングボルトはいつものように軽量化というよりも防錆を目的にチタン製にします。
OUTBRAKERの仮組み。
ROADタイプの外観は一部シルバーの金属部分が見えます。(MTBはフルブラック)
またマスターシリンダー側の取付け部が少し傾いているのが特徴です。(MTBはストレート)
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