前後長はコンパクトになるものの幅を狭くしたい対応策が結果として変速トラブルを招くことに・・・
オリジナルのOX PECOはその構造から折りたたみ時は前後長が短くなる構造をしてます。
これはこれで輪行時にとても恩恵はあるのですが、幅を狭めたい場合はフラットバーのままだとステムを緩めてハンドルを90°曲げるしか方法がありません。
そこでイロイロ眺めているとあるじゃないですか。
工具いらずで幅を狭めるアイテムが。
11月16日 横浜・みなとみらいで開催されるMinivelo Meet 2024に行くためにRFBを通勤仕様から輪行仕様に変更します。
通勤仕様のハンドル周り
軽量化を主眼におくと特にハンドルはカーボン製にすることで相当軽くなりますからご多分に漏れず通勤仕様はカーボン製フラットバーです。
この画像はたまにInsta360 X4をマウントするために純正アクセサリーの自転車用ヘッドセット・キャップ・マウントを着けてます。
Amazonで自転車用カーボンパーツでよく見掛けるRXL SLのフラットバーで、街中仕様のため幅460mmと狭めなのをチョイスしています。
25.4mmなのでステムはFLASHFOX製でPECO純正と同じ90mmをチョイス。
これらが保安部品なし、ペダルありで8.7kgというウェイトを実現するひとつの要因でもあります。
しかしこのまま輪行するとなると幅を狭めることができないため、ステムのボルトを緩めてハンドルを90°曲げるしか方法がありません。
Amazonで見付けた『折りたたみハンドルバー』
しかしこのフラットバー、クランプ部がΦ31.8mmとロードバイクやMTBなどと同じ規格なのでステムも変えなければいけません。
ハンドルを差し替える場合はステム毎換装するイメージです。
早速購入して仮組み。
フラットバー根元の赤いアルマイト部分がネジ式になっており、緩めるとハンドル部分が手前に折れる仕組みになってます。
これで幅方向を一気に狭めることができるため、非常にコンパクトになります。
ただ通勤仕様のカーボン製フラットバーは460mmですが、折りたたみハンドルバーは展開時590mmと130mmも広くなります。
アルミ製折りたたみハンドルバーのウェイトはステム込みで717.3gとカーボンフラットバー+ステムの3倍近くになりますが工具なしで幅を狭めることができるので輪行時だけで考えれば仕方ありません。
装着完了。
これで幅を狭めることができました。
高さはあるものの前後長、幅共に相当狭められたので輪行しやすくなったのは言うまでもありません、
しかしこの時、行った先で思わぬトラブルを招くことになったのは想像すらしてませんでした。
FDBの折りたたみ形状に合う輪行バック
RCTは20インチで折りたたみ形状は中折れタイプでしたのでRhinowalkのような縦横はそこまで大きくなく、奥行きが若干広い(W850×H690×D300)バッグが最適でした。
しかしRFBは折りたたんだ状態で縦が1000mmと長く横は800mm、幅は折りたたみハンドルバーにしてペダルを外せば200mmとそこまで大きくありませんがRhinowalkのバッグには入りません。
そうしていろいろ調べたらあるじゃないですか!最適に輪行バッグが!
幅1400mm、高1000mmです。車体を横に寝かさなくても前後から被せればいいので問題ありません!
MARUTO RK-02M [ROAD]です。
折りたたんだ状態も非常にコンパクトでW200×H150×D50ほどでウェイトは355gと軽量です。
これだとリュックに入れておいてもそこまで嵩張らないから持ち運びがラクです。
新幹線内であれば特大荷物スペースに立て掛けておいてもスペースをさほど取りません。
ちなみに内部はできるだけ自転車が展開しないようにバンドなどで固定した方がいいです。
寝かせても付属の肩掛けベルトを使って肩に掛けてもいいのですが今回は縦のままフロントスプロケットを掴む感じで抱えて移動しました。
もちろんサイコンとライトは外してます。
ウェイトが10kg程なので全然苦ではなかったです。
輪行先で起こった変速トラブルとその原因
オフィスから博多駅まで自走したときには何も問題なく、いつも通りスムーズに走ってくれました。
博多駅からおよそ4時間半。無事新横浜駅に到着し、駅前西広場で組み立てて宿泊先のアパホテル&リゾートまでおよそ10km。FDBで30分ほどなので自走で向かおうとします。
そして組立終わって向かおうとしたところすぐ異変に気が付きます。
ギアが1〜5段までしか入らないんです。
過去アルフィーネの変速トラブルといえばセットラインが合ってない問題でしたので確認したくても5段までしか入らないので確認ができません。(6段時に黄色のマーカーを合わせる)
念のため、シフターを5段にしてアルフィーネ側のワイヤーを外します。
手動で確認したところアルフィーネ自体の変速には問題はなく、ワイヤーを外した状態なのにやはり5段までしか入りません。
要するにシフター(SL-S700)に何らかの問題が発生したということになります。
幸いホテルがあるみなとみらいまでは緩い下り坂が多いのでそのまま自走していろいろ考えたのですが、ふと気が付きます。
確か中区にLORO CYCLEWORKS YOKOHAMAがあることに。
まだ16時。1時間掛かっても17時なので何とか間に合いますので急ぎ向かいます。
ショップに到着する時間はもう薄暗くなってましたが、ショップに入ると非常に落ち着いたメカニックの方1人がいましたので何とか見ていただけないか相談します。
パーツ取り寄せなどではなく、一通り見て簡単な作業であれば対応してくれるとのことでホッと胸を撫で下ろします。
するとメンテナンススタンドに掛けて5分もせず変速するじゃないですか!
他プロが気になる細かなことの修正などもやっていただき無事いつもの11段に戻りました。
しかし私的には原因が気になりますからメカニックに伺います。
原因は折りたたんだ状態で移動時、シフターのケースに何らかの圧が掛かって動き、マスターシリンダーに強く押し当てられたままとなってケースが若干変形したことで内部の動作不良になったのではないか、とのことでした。
要するに上記画像の黄色〇のように圧が掛かってシフターがハンドルポストに当たって動いたということです。
異変を感じた時点でシフターの固定ボルトを緩めたらよかっただけ・・・ということになります。
そんなことってあるんですね・・・
シフター側のハンドルに圧が掛かってもシフターがハンドルポストに当たらないようにすればいいだけですから原因がわかれば対策はできます。
やはり輪行は経験をしないと何が起こるかわからないし、経験を積めば様々なトラブルに対処できることにも繋がるのでやってみて損はないなと改めて思いました。
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