リノベーション前とどう変わったのか<br>(Before After)

リノベーション前とどう変わったのか
(Before After)

実際何がどう変わったのかを公開します

自転車Blogをお休みしていたのは新たに購入した自宅のリノベーションに全集中していたのが理由です。

これまで住んでいたマンションは立地、セキュリティ、静けさ、高層階、プライバシーなど環境的にこれ以上ないくらい申し分なかったのですが、100㎡を超える広さが独り身にはあまりに広すぎたため定期的に住宅販売系ポータルサイトを眺めるルーティンが続いてました。

コンセプトは『楽しく、ちゃんと生活をする』

OX PECOのカスタムが大詰めを迎えている中、いつものようにオフィスでHOME’Sを眺めていると新着物件の中古マンションが目に留まります。

2024年10月8日に見学予約を入れ、即申込。10月28日に契約、11月22日に決済完了。

レインボーライド2024に参加した後、12月3日にリノベーションの契約。

2025年に入って2月12日にリノベーション工事の99%が完了して2月13日に引っ越しました。

ではリノベーション前と後をBefore Afterで公開します。

築44年。間取りとしては2SLDK(64.05㎡/19.37坪)。

最上階ですが横並びにある2DKの2部屋(31.67㎡+32.38㎡)の壁を取り払って1部屋にリノベーションされている物件となります。

サラリーマン時代は決まった休みがありましたので家事などは結構やっていた方だと思いますし、多少料理もできたのでおつまみを作って家飲みなんてこともよくありました。

正月やGW、お盆などの長期休暇は混雑するので外出を避け、スーパーで買いだめして家の中に引き籠もるなんてこともよくありました。

ただ個人事業主として独立してオフィスを借りるようになってから生活は大きく変わりました。

出張や用事がない限り9時〜17時を定時として土日祝日関係なく趣味の部屋でもあるオフィスに出向くようになり、家にいる時間が極端に少なくなりました。

また家計を計算すると家で1人分の料理をすると結局食品ロスが増え、思いのほか高コストになっていたので夜は外食して帰るようになったので広い家にも関わらず単に寝に帰る場所程度になってました。

少し狭い家に住み替えたいという願望はあったのですが、なかなかピンとくる家が見つかりませんでした。

ただ今回購入した家を内覧したとき「ちゃんと生活できそう」というイメージがハッキリ固まったのが大きかったです。

せっかく住み替えるのでこれをキッカケに「楽しく、ちゃんと生活をしよう」と、これをコンセプトにしました。

もともとコンクリート下地が剥き出しの部屋だったのとそもそも持っている家電関係が黒色で統一されていたため、そこに差し色で赤色を追加してまとめてます。

お気付きの方もいるとは思いますが、OX PECOカスタムと同色です。

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玄関

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Before
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Before

昼間なのもありますが、Beforeは白壁だったのでとても明るい雰囲気でしたが思い切って黒にしました。もともと玄関の先は土間になっていましたのでそのまま活用し、上がり框がモルタル塗りの廊下状になってたのですが幅が狭かったのでタイル張りのついでに幅を拡げました。

靴の収納可動棚は目隠しのロールスクリーンを着けました。また靴が入りきらないので新たに収納棚を追加してます。

玄関にある照明は人感センサーで点灯するのでスイッチ操作は必要ありません。

またApple HomePod miniは家電や照明を音声でコントロールできるようにセットしてます。

土間

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Before

白壁から黒壁に変えただけですが印象はガラリと変わりました。土間が一見無駄なスペースに感じますが、自転車を置けますしメンテナンスもできます。またバルコニーに水道があるので水洗浄もできるのはありがたいです。

玄関横のドアはトイレです。

ホールに上がってすぐに固定テーブルと上部は可動棚になってます。可動棚を一枚追加して備品やストックの保管場所にしてるので目隠しに玄関の可動棚に着けた同じロールスクリーンを着けました。

ダイニング

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before
Before

このダイニングキッチンがこのマンションを購入した一番の理由といってもいいくらいです。

ちゃんと自炊しよう。

友人を招いてホームパーティーも楽しそう。

お店で大きな声では話せないことをお酒飲みながら気兼ねなく笑っていたい。

木の店さんもくは日本有数の森林県、山と森と木に恵まれた東北は岩手県にて、テーブル・机・カウンターなどにお使いいただける「オイル仕上げ一枚板」を制作・販売している…
sanmoku.base.shop

Beforeですとダイニングテーブルとして使うには奥行きがなく、ステンレスで冬場冷たいのと見た目的にも無機質すぎるので長さ2210×幅440~540×厚さ45㎜ある岩手産 栗の1枚板(オイル塗装仕上げ済み)を購入して着けました。

これによって3人座るのが限界だったのを4人が普通に座れるスペースを確保しました。

またダイニング上の棚は上段を一部カットして酒の瓶類を置けるように加工してます。

またトイレのドアも同じく作ってますが、ドア類は枠を表に出さずに壁と同色にしてドア自体の存在感をなくしてフラットに仕上げてもらいました。ドアノブも取っ手がない埋め込み式のものにしてフラット感を損なわないようにしてます。

ちなみにダイニングテーブル裏はレストルーム・バスルームになります。

キッチン

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Before

キッチン自体はほぼそのままです。ただキッチン下の棚は可動棚になっていたので使い勝手のよいスライドレールで引き出せるように加工してもらってます。

キッチン家電に関しては去年買い直してたのでそのまま持ってきましたが、唯一冷蔵庫だけこれまで左開きだったので同型の右開きのものに買い直しました。

実際の生活ではこのキッチン下の丸椅子に座って過ごすことが多いです。

iPad AirのミュージックリストからApple HomePodで曲を流していますし、キッチンから音声でホームアプリを使って照明や家電のコントロールをしています。

リビング

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今回のリノベーションで一番手を掛けたのがリビングです。

リノベーション前ですとこの家は壁で仕切られてドアがあるのがトイレとレストルーム・バスルームしかなく、ベッドルームと思われるエリアは鉄の格子状の壁らしきもので緩やかに仕切られており、壁を隔てて書斎に使われていたであろう小部屋になってました。

また一番奥の部屋(赤いカーペット)も扉などはなくオープンです。

まずリノベーションにあたり、ベッドルームと奥の部屋を壁で仕切ることとドアの新設を依頼しました。また自宅で仕事をすることがないので書斎は完全撤去して丸々寝室にします。

そこにこれまでも使っていたのですが、今回この自宅用に新しく買い直したプロジェクターの100インチ フレネルALRスクリーンを壁に着けました。(スペース的にここしか置けません)

多分リノベーション前はコンセントの位置から想定するにレストルームドアの奥の壁にテレビを壁付けしていたんだと思います。

なおリビングの目玉のひとつであるゴロ寝ができるソファはクッション含め自分で図面を描いて造作で作ってもらいました。

休日はほとんどこのソファでくつろぎながら動画コンテンツや映画を楽しんでます。

ソファ下床面にコンセントを増設しているため、スピーカーのコンセントやUSB-C充電用ケーブルも床面に出すことなくスッキリまとめました。もちろん天井のプロジェクターや映像機器類のコンセントも増設してもらってます。

ブラインドはスマート家電で自動化も考えましたが、デザイン性優先で木製で幅広の手動のモノにしました。

昭和時代の薄いサッシ、仕切りのないフルオープンな間取りはどう考えても冬は寒く、夏は最上階のため相当暑くなることが容易に想像できます。

リビング、ダイニング、キッチンにあるサッシはすべてインプラス(2重サッシ)にしました。

夜大工さんが工事しているときに訪れたとき、真冬の外より室内が寒かったのを強く記憶してます。

2〜3月にも寒い日がありましたが、インプラスとガスファンヒーターでとても快適に過ごせましたので(一瞬迷いましたが)インプラスはホント施工してよかったです。

逆に施工してなければ後悔していたと思います。

ベッドルーム

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Before
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Before

書斎部分を取り壊してベッドルームを拡張してます。

また撮影時に動かしましたがベッド手前にはキャスター付きテレビ台に50インチのネットTVを設置し、Apple TV 4Kからベッド両サイドにあるApple HomePod mini 2つをステレオスピーカーにしてます。もちろん音声で照明や家電のコントロールもできます。

また新設した壁にはリビング側のプロジェクタースクリーン裏にアクセスするため点検口を設けてます。

ベッドルームのサッシもインプラスを施工しており、ガスコンセントもあるためファンヒーターが使えます。

クローゼットルーム

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Before
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Before

クローゼットルームは壁で仕切り、白壁を黒に塗り直してカーペットを新品に貼り替えましたがそれ以外はほとんど手を加えてません。

また2DKの2部屋を1部屋にしているため玄関扉が2つあり、このクローゼットルームに2つ目の扉があります。

ただセキュリティ上扉が2つですと脆弱なため、この扉はドアノブを撤去して完全ロックしてます。またこの家は収納スペースがほとんどないので2つ目の玄関手前の土間部分に自作の可動棚を作って収納とし、目隠しに絵を飾ってます。

中央に並ぶ2つのスツールは当然収納になってます。

固定ハンガーレールと据え置き収納、自作可動棚で収納力を確保できました。

これまで洗濯物はハンガーに掛けっぱなしということも多かったのですが、「ちゃんと生活する」コンセプトを癖付けて必ず畳んで収納に入れるようにしてます。

レストルーム・バスルーム

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After
Before
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Before
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レストルームは手作りのスチール吊り金具に集成材加工会社に依頼して棚板を作って固定してます。

リノベーション前のままだとここに棚とかを置くしかなかったと思うのですが、棚関係はあまり置きたくなかったので吊り棚にしたのですが、これは正解でした。

洗面周りは防水シートを貼っているので水濡れも気にならず掃除も楽です。

バスタオルやフェイスタオルの置き方に「ちゃんと生活する」を具現化しています。

またもともとフェイクグリーンが多く、これでも古いものは処分しましたが随所に飾ってます。

トイレ

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Before
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After

玄関横にあるトイレは赤い壁はそのままに白壁を黒に塗り直しました。

また照明はダウンライトに換え、これまでも前宅トイレに飾ってあったフジコ・ヘミングの画を照らしてます。

トイレ奥の照明はSwitchBotの人感センサーとプラグミニを連携して自動点灯・消灯にしてます。

昔趣味で集めていたフジコ・ヘミングの版画やポストカードも飾ってますが、これは前宅で使っていたもので壁の色が変わったくらいでレイアウト含め前宅のままです。

まとめ

ご覧いただいたとおり基本的な間取りや水回りは一切変更せず、壁で仕切ったことと白壁・コンクリート・水色ドアとカワイイ雰囲気が私には合わないため黒壁・コンクリート・差し色に赤をもってきてシンプルフラットに仕上げてます。

昨年11月中旬から工事に入り、途中年末年始休暇のためインプラスやブラインド、ロールスクリーンなど住設物が届くのに時間を要したものの2月12日に工事関係は一先ず99%完成し、引っ越してきました。

今回のリノベーションと引っ越しで新たに家電で購入したのは冷蔵庫(左開き→右開き)、ホームプロジェクターのValerion VisionMaster Pro2、100インチスクリーン、天吊り金具で他はほぼ前宅で使っていたモノを使ってます。インテリア系やフェイクグリーンなんかは全部前宅で使っているモノで新たに買い揃えたものは少ないです。

前宅は壁が白でしたので家感はありましたが、今回壁を黒にすることで一気に家感がなくなったと思います。これは狙い通りでした。

デメリットとして今は楽しめているからいいのですが、白壁と比較すると汚れが目立つので毎朝雑巾で拭かないと清潔感を維持できませんので前宅にいた頃と比較すると掃除の手間は増えました。

それと最初からコンクリート打ちっぱなしで計画されている部屋ではありませんからコンクリート表面は荒れています。それもあって時折コンクリートの小さな破片が落ちてきますのでその掃除も欠かせません。

メリットは導線が単純なので生活はしやすいです。

想定していたとはいえキッチン周りの使い勝手がよく、夜は帰って晩酌するのが楽しみなキッチンドランカーで、これまで毎日必ずオフィスに行っていたのを土日祝日は家にいることにして、特に週末は家で様々な料理を作ったりして楽しんでます。

また基礎を学ぶためにマンツーマンの料理教室にも通ってますので料理のレパートリーの幅を拡げたいです。

ただ残る1%が完成するまで5月5日まで待たなければいけなかった理由は今回のリノベーションでやってきたことや照明関係含め備忘録として後述します。