強度的懸念を払拭したので福岡市内から海岸線を走って初の100km超ライドへ
その日の夜に雨予報なものの日中は晴天。気温は25度とこの時期では結構高め。
自転車に乗り始めてこれまでの最長ライドが@takuya.omatsuさんと行った津屋崎海岸往復の70kmで未だ連続100kmの走行をしたことがなかったのでチャレンジしてみました。
ルート概要
目指すは遠賀宗像自転車道(玄界灘・響灘コース)を通って遠賀郡芦屋町、遠賀川に掛かるなみかけ大橋まで。
体力は持つのか、車体は持つのか一抹の不安を感じつつも段差や凹凸が少なくゆっくり走れるルートを作成して行ってみました。
まずは国道3号線を北東へ
薬院駅を10時スタート。
グループポタのときに使ったルートを簡略化して国道3号線を香椎まで、そこから国道495号に入り古賀市を縦断して福津市に入ってもひたすら真っ直ぐ進みます。
国道495号線は福津市に入って西郷川を渡ると左に曲がって海岸沿いに向かいます。
薬院を出てここまでノンストップ。
国道495号を1本外れて海岸沿いの福間海岸でおよそ25km。ざっくり1時間半掛かりますが個人的にはここまでの距離がゆるポタで考えると丁度いいくらいです。
国道495号に戻って途中県道533号に入って津屋崎漁港を目指し、津屋崎干潟を1周して県道502号(玄海田島福間線)を進みます。
交通量も少なく、平坦なので走りやすいのですが微妙な向かい風・・・
途中で県道528号(勝浦宗像線)になりまた国道495号に合流しますがこの辺りから若干上り坂になり、坂を登り切ったところから宗像市。福岡市から3つめの市になります。
道の駅 むなかた
さらに進むと釣川のさつき橋を渡り、すぐ左手に次の休憩地点『道の駅 むなかた』です。
ここまでで薬院駅からおよそ37km、12時10分でしたので2時間少し。目的地の半分くらいです。
『おふくろ食堂 はまゆう』で昼食。
前の日は夜、友人たちと飲み会で刺し盛りを食べたので少し考えましたがやっぱりお刺身、久しく食べてないカキフライ、茶そば、貝汁にご飯(中)。最高です。
昼食を食べてしばし休憩。
そしてここの駐車場にあるサイクルハンガーに掛かったロードバイクのご夫婦にこの後助けられるとは夢にも思ってませんでした。
遠賀宗像自転車道
一番奥に見える森の手前、釣川から入るところから遠賀宗像自転車道でいう『玄界灘・響灘コース』です。釣川を左折して河川敷沿いに上流に向かうところが『釣川コース』。
この標識からおよそ1.2kmは歩行者・自転車専用道となり県道300号(岡垣玄海線)に合流します。
県道300号(岡垣玄海線)は広い歩道が整備されてはいますが基本的には一般道となります。そこまで傾斜は厳しくなくて小径車にはとても走りやすいです。
進んでいくと海岸線の見える『さつき松原』となりますが鐘崎休憩所を過ぎるといよいよ遠賀郡岡垣町、いよいよ北九州エリアに入ります。
鐘崎休憩所から民家がほぼなくなり左は海岸線、右は山という自然の中を通り過ぎていきます。そして次の民家が見えてくるところは岡垣町の波津。
波津海岸からいよいよです。
自転車に乗り始めてからどうしても来たかった波津海岸〜新松原海岸〜芦屋海岸と続く海岸のサイクリングロード。
まずはメンテナンスもできて空気入れもある施設『リンリンクラブ岡垣』でトイレ休憩。
ここまでおよそ47kmを過ぎた辺りで薬院から3時間少し。
リンリンクラブ岡垣は今年2022年5月15日にオープンした福岡県が整備、県から委託を受けた岡垣町と岡垣町観光協会が運営するという新しい施設ということであらかじめチェックしていたのでやっと来ることができました。利用時間は9時~17時、水曜定休日ということです。
やはり大半がロードバイクでしたがブロンプトンや20インチクラスの小径車は少ないながらもチラホラ。
そして目的地前のクライマックスへ。
リンリンクラブ岡垣から芦屋海水浴場までおよそ7.4kmずっと海岸線を走ります。
途中河口が2つあり、橋を渡るのに少し入り組んだりしますが基本延々この景色。
最高。住ませて・・・
パンク発生から目的地へ
目的地はもうすぐのところでパンクです(+_+)
予備のチューブに交換してガスを一気に充填してサクサク進もうとするものの充填されない・・・
一度落ち着いてひとつひとつ調べてみたら予備のチューブにも穴が開いているという悲劇。パンク修理キットはあるので穴は塞いだもののガスで対応するつもりで空気入れは持っていないため一瞬途方に暮れます。
そこへ道の駅 むなかたで見掛けたロードバイクのご主人が声を掛けてくれました。
「すみません。空気入れお持ちであれば貸していただきたいのですが・・・」
快く貸してくださり何とか修復!ご夫婦には感謝しかありません。
おかげさまでパンクから漕ぎ出しまで結局40分。
目的地までもうすぐです。いよいよ膝周りが痛くなってきました。
何とか到着。
もうすぐ15時。寄り道やパンクなどで到着が大幅に遅れました。
帰りは急がずも給水休憩以外ノンストップ。
来るときは僅かな向かい風でしたが帰りは若干追い風で速度維持が楽でした。18時過ぎに無事薬院到着。
距離: 119.54km(個人の過去最高距離)
移動時間: 6:38:26(個人の最長時間)
獲得標高: 389m
平均スピードは18.0km/h、最高34.5km/hとなりました。信号が少なく平坦なのでだいたい20km/h少しが平均時速だったので街中走行よりも上がります。
個人的に100km超ルートは勾配がキツくなければいけそうです
このルートを使って今度は小倉・門司港を目指したいと思います。(もちろん泊まりで)
さすがに疲れましたがお尻が少し痛かっただけで身体的には翌日も問題ありませんでした。
今回の長距離ライドでわかった注意点
自転車は通常走るだけでもパンクなどのトラブルは付き物ですから対応するツールは常備してます。しかしまさか予備チューブに穴が開いてるとは思いもしませんでしたがその原因はわかりません。ひょっとしたら箱から出してバッグに入れていたため、工具などに当たって穴が開いたのかも?(まさか)
またCO2ボンベを持っていたものの穴の開いた予備チューブに充填したので意味がありません(>_<)
早速予備チューブ、携帯ポンプを購入しました。
- 予備チューブは箱に入れたまま持ち運ぶ
- パンク修理後、いきなりCO2ボンベを使わず、まずは携帯ポンプで確認後に最後に充填する
- 長距離で走るなら早朝から動いた方が後々ラク
- 走行距離80km過ぎた辺りからお尻が痛くなり始めたので対策を考える
これは全然気にしておりませんが追加工したマウントアダプターは問題なく、全体の剛性が増した分逆にフロントブレーキがダイレクトに感じます。
今回思ったのは小径車でゆっくりポタるなら往復50kmくらい目安が適度な距離と感じました。往復100kmになると景色を眺めたり食事休憩、予期せぬトラブルなど起こるとほぼ1日潰します。そして距離が長くなればなるほど予期せぬトラブルは起こりやすくなります。
さらにこの時期の日没は早いので帰りが17時半を過ぎると真っ暗になりかねませんからさらにリスクも高くなります。
頭ではわかっていても実際やってみると思いもよらない事態が起こり得ます。今回の初100km超ポタはまたひとつ勉強になりました。
そろそろもうひとつの念願だった輪行にチャレンジしてみたいと思います。