街乗り・ゆるポタ仕様なので敬遠していたペダルをサイクルイベント用限定で使ってみたいと思います
『ペダルは三ヶ島』。
自転車カスタムをはじめてからBLOGや自転車が好きな方から結構耳にした言葉です。
ただ少しでも軽量化を図りたかったこと、他人と同じモノを嫌う捻くれた?性格も相まって私は『Aceoffix』のチタンシャフトのフラットペダル『PD-025』を使っています。
今回のカスタムコンセプトが基本街乗りとゆるポタが目的だったのでフラットペダルで十分だと思っていましたし、脚がペダルに固定されるビンディングペダルはそもそも考えることもしませんでした。
しかしその考えが少し変わったのはツール・ド・国東に参加してからです。
一緒に参加することになったomatsu氏、その知り合いの星丸氏2人ともビンディングペダルでした。
実際フラットペダルでも無事完走できたのですが、同じく参加していた自転車の大先輩Y氏より後日「キツいヒルクライムがいくつかあるならビンディングペダルの方が楽だよ」と言われたことです。
でもRCTにビンディングペダルとシューズ・・・ 似合いそうもありません。
悶々と考える日が続き、いよいよ次のサイクルイベント『ツール・ド・佐伯』が近づいてきます。
いろいろ準備を進めている内に気が付いたことがありました。
今回の佐伯のBコース(1,593m)はあの国東(1,399m)よりも獲得標高が200mほどさらに高いこと。そして国東より急な上りの箇所が多いことです。
「イベント用限定で着けてみるか・・・」
これが購入動機です。
Contenst
SPD-SLかSPDか
こういった規格は今回のカスタムに縁がなかったので知りませんでした。
ペダリングのパワー効率や疲労軽減を重視するのか、効率よりも外しやすく歩きやすくそれでも引き足が使える方を選ぶか。
ただ何分初心者ですし、年に何回参加できるかわからないサイクルイベントや100km前後のポタでしか使うことがありません。
これについてはSPDに決めました。
構造の理屈がわかった上でY氏のSPL-SL(シューズもペダルもシマノ)を試乗させてもらったのですが、シューズとペダルの保持力が高かく、横方向にもあまり動きませんから調整で弱めても個人的には硬く感じました。それとソール自体も相当硬いので足とペダルが一体化したような感覚です。
私の自転車はロードバイクではなくて小径折りたたみ自転車です。
効率や疲労度軽減も魅力ですが常時使うわけではありませんし、シューズが『いかにも』なデザインが主流なのも個人的には躊躇しました。
そこまで高い保持力は求めてない上に初心者なのでシューズが取外しやすい方が安心ですし、いかにもなサイクルシューズよりもスニーカータイプの方が仰々しくなくて好感が持てます。
SPDに慣れてもし物足りなさを感じたらSPD-SLに変えればいいことです。
SPDでクイックリリースのペダル
サイクルイベントもそうですが片道自走で帰りは輪行することもありますから便利なクイックリリース機構は捨てがたいです。
ビンディング方式を『SPD』として『クイックリリース』が欲しいとなると一気に絞られるというか選択肢が『wellgo(ウェルゴ)』か『三ヶ島』くらいと少なくなります。結構悩みました。
- メーカー
- 各商品の特徴
- クチコミ
(購入当時悩んだMKS Urban Step-in A Ezy Superiorは現在生産終了のようです)
メーカーは三ヶ島に決めました。
問題は『Ezy』か『Ezy Superior』かです。
Ezyはクイックリリースペダルロックが必要で、Ezy Superiorは必要がないという同じメーカーでも互換性がないという規格です。
Aceoffixはペダルロックがあるので慣れてますし、ペダル付近に黄色のワンポイントあるのもステキだという安易な考えから『US-S Ezy』を選びました。
MKS US-S Ezy 一式
まず箱が届いて手に持った時点で思いましたが、これ相当重いです。
同梱物は以下です。
- ペダル本体
- クリートと固定ネジ、樹脂パーツ
- Ezyストッパーとワッシャー
- 取扱説明書
- 取り外したペダルを入れる袋
クリートセットと樹脂パーツです。
取扱説明書の裏面は英語です。
袋です。
MKS US-S Ezy ディテール詳細
樹脂ガードに囲まれてますがメカメカしい造りです。
ペダル本体とEzyアダプターセットで515.3g。
RCTのパーツで単体500g超はステムの753g、クランクの524gに次ぐ重さです。ちなみにAceoffix PD-025が174gなのでビンディング機構が付いているにしても相当重いです。
樹脂のガードを固定しているネジを外して付け替えることができます。
ネジを外すだけでカンタンにと思いましたがシャフト側がなかなか外れません。よく見るとシャフトの両側が平らの部分があってその平ら部分をネジ頭と垂直に合わせると外れます。
樹脂ガードを外して403.7g。
付属の樹脂パーツに付け替えます。
メカ好きにはワクワクする見た目ですが素人目に見ると自転車のペダルだとは思えません。
ガードを外して付属の樹脂パーツに付け替えて496.2g。これで運用します。
Ezyストッパーは使いづらいので交換
Ezyストッパーですが、コレ装着したら何か工具とかでこじらないと外れづらいと思います。
Aceoffixの持ち手付きペダルロックと比較するとサイズも厚さも同じなので取り外しやすいペダルロックを使います。
ペダル用の厚さが薄い15mmスパナでサクッと交換しちゃいます。
この異物感たるや・・・
まぁイベントなど限定なのでヨシとしましょう。
Santic ビンディングシューズ
ビンディングシューズはMTB用のスニーカーチックのものにしました。
これ、スニーカーチックですけど持った感じズッシリ重いです。
ソールは中心部が蓋状になっていて2本のボルトで固定されてますが、このままでの実用性はないと思います。(蓋が浮く)
六角レンチ(4mm)を緩めて蓋を外します。
ソールから実測で7mmほど凹んでて、クリートを固定する面は金属です。(重いはず)
クリートはペダルに付属したモノをそのまま使いますが、間違って前後逆に付けてしまいました。これでは当然ペダルに固定できませんので重い下駄のようなものにしかなりません。
両方クリート付きで715.1g。
一般的なスニーカーで300〜400gくらい、スチール先芯の安全靴で1,000gくらいですから中間くらいの重さです。
ベルクロテープなのでガッチリ固定しませんが脱ぎやすいので個人的には問題ありません。
これで一式セットアップ完了。
面倒ですが慣れるまで常にこれを使って通勤します。
ビンディングペダルを一週間毎日使ってみた感想
着脱は付け替えたその日に慣れました。
ただとっさに外せる自信はまだないので、交差点や信号など前方を予測して予め片足だけ外すクセを付けたので街乗りでもそんなに苦にはなってません。
ペダルとクリートの位置関係がわかっていれば踏み始めから『カチッ』と嵌まりますしクリートの固定面が金属なのでソール、特に足の指の付け根辺りは当たり前のように硬く湾曲しません。
外すのも踵を横にズラして気持ち上げればすぐ外れますが、個人的に右側が外しづらいので練習を積むしかありません。
中央区南公園や福岡市動植物園の長くはありませんが割りとタイトな坂を何度か上りましたが、引き足を意識すると確かにフラットペダルと比較すると楽です。
ただ自転車に乗っている時これまで使ってない筋肉を使うのであまり負荷を掛け続けるときっと痙るでしょうから加減していくしかありません。
私の足は甲が低いのでイベント時は中敷きをして固定力を上げたいと思います。
ちなみにシューズですがクリートがソールにすべて隠れるわけではなく、上に反り返ったつま先側のクリートがソールより少し出っ張ります。
踵歩きの方であればそうでもないかもしれませんが、私は昔からつま先立ち、つま先歩きのクセがありますのでアスファルトであれば問題ありませんが床がタイルやコンクリートだと滑るので注意が必要ですし、濡れてた場合は本当に怖いです。
毎日オフィスには短いですが自転車を担いで階段を登りますがやはり少しだけ重く感じます。
短い時間であればガマンできますが、駅構内の移動などを考えると輪行袋とは別にしてリュックサックなどに入れておいた方が苦にならないかもしれません。
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