待ちに待った初めてのサイクルイベントで、フルカスタム小径折りたたみ自転車は走りきることができるのかワクワクドキドキの当日を
前日大分県中津市に前泊して明けた翌日、いよいよ大会本番です。
起床・出発
当日の起床は5時半。目覚めスッキリで体調に異変ナシ。
これは天気がよくなりそうです。
事前の計画通り特急ソニック102号で中津駅6時47分発、杵築駅7時20分着の予定。
荷造りして中津駅に向かいます。
杵築駅に到着すると3名ほどが輪行で来ていて組み立ててました。
その後、偶然自転車の先輩Y氏とその友人たちも杵築駅に到着して組み立てます。
ちなみに杵築駅にはコインロッカーはありませんので荷物はそのまま会場まで持っていきます。
杵築駅から県道644号を東に進めば看板で知らせてくれます。
ワクワクドキドキで杵築駅から会場がある杵築市文化体育館までは撮影するのを忘れてました。
ツール・ド・国東 会場(杵築市文化体育館)
杵築駅から会場である杵築市文化体育館まで自転車で5分ほど。
8時前に到着しましたが途中駐車場などでまだ準備されている方も多く、まだまばらかなと思ってましたがやはり多くの方がスタート地点周辺にいました。
それにしてもロードバイクがほとんどで小径車を見付ける方が大変です。
そして@takuya.omatsuさん(Tern Verge n8)と合流。SNS繋がりのN氏も来るとのことでその方とも合流しました。
Bコース95kmで小径車は見た感じ多分もう1台いたくらいで、5台もいなかったと思いますが私たちがその3台です。(Cコースには何台かお見かけしました)
N氏はポリッシュ仕上げのフレームが輝いてるBirdyで、かなりカスタムされててセンスよい1台に仕上がってます。
時間が来るまでの自転車談義も楽しかったです。
周囲を見渡すと結構高価で本格的なロードバイクばかりの中、このハンパない『場違い感』!
私はキライじゃありません笑
しかしこの小径車3台、TernはドロップでBirdyがブルホーン、私はフラットと三者三様それぞれハンドルの種類が違うのも個性的です。
ちなみに私はフラットペダルですが、他2台はビンディングペダルです。
Bコース B401〜 スタート→第2エイド
参加人数の多いAコース(160km)とBコース(95km)はスタートが2組に分かれており、400番台の私とN氏は後発となります。B300番台の@takuya.omatsuさんは先発です。
いよいよスタートです。
街中を抜けるまでは隊列を崩さず、ゆっくりめのペースでパレードです。
大勢の杵築にお住まいの方が声援を送ってくれます。
「負けるなよー!」の声援には思わず吹いてしまいましたが、それは後でわかります。
街中を抜ける頃には小径車3台が集まります。
いよいよ最初のヒルクライムです。
勾配は緩めでもかなり距離が長いのでできる限りペースを保って進みますが、やはり@takuya.omatsuさんは上りが強いです。
一山越えてまずは第1エイドへ到着。ここで先発した〜B400グループも結構いるのでかなりの人数が集まりました。小径車3台グループもここで合流しました。
第1エイドでバナナ、ゼリーなどを補給して小径車3台グループで進みます。
ルート作成の時点で2つ目のヒルクライムが鬼門だということはわかっていましたが、想像以上にキツくて勾配12%を超えたここだけは100mほど歩きました(>_<)
あの「負けるなよー!」という声援がここであれば私は負けました・・・
そして最大標高を上り切り、下りの途中で再度2山ある最後、地蔵トンネル前でボランティアさんの無慈悲な掛け声に一瞬絶望を感じましたが笑わせてもらえました。
そして地蔵トンネル内、あのボランティさんの掛け声は本当でした。
しかしGARMIN EDGE 840のClimPro、標高表示の遅延がわかります。
後はひたすら第2エイドまで下り。この下り坂は最高でした。
先輩Y氏がいってた「苦しい坂の先にご褒美あり」とはこのことです。
11時40分、第2エイド(みんなんかん)到着。
概ね100kmを制限時間7時間であれば12〜13時までに到着できればゴールには到着できますのでトラブルがないことを祈るばかり。
@takuya.omatsuさんたちの先発グループとはエイドが異なり、N氏も1周して探しましたが見当たらなかったので1人で昼食を取ります。
ホント、このお弁当すごく美味しかったです。
昼食を終わらせ、先に行っているかもしれない小径車2人に追いつくため12時に先へ進みます。
第2エイド出発→ゴール
これからは海側、予報では南から最大5mの風なので向かい風となります。
また前半の大きな山ばかり目がいってしまいがちですが、海側も地味に緩く長い坂が多くて心が折れそうになります。
とにかく海岸側は向かい風との戦い、心を無にして前に進むほかありません。
海側の途中でAコース(160km)の人数名が追い抜いていったのですが、一瞬目を疑いました(ガチ勢の中のさらにガチな方たちは世界が違います)
そしてやっと最後の第3エイド(羽田海岸リンリンパーク)に到着。
ここで@takuya.omatsuさんと会えましたがN氏は見当たりません。
とにかく「バナナってこんな美味しかったっけ?」というくらい美味しかったです。
ここからゴールまで残すところ35km。案外ここからがキツいですし、身体的疲労から判断力が鈍ってケガや事故るリスクが高くなりますので注意が必要です。
道の駅 くにさきくらいからCコース(75km)の方たちがちらほら見え始めました。
ここから先は無心。
特に海岸線から別府湾に向かう辺りから風向きが追い風となり、ここぞとばかり巡航速度を上げます。
しかしゴールが近づくにつれて左腿の内転筋が痙り始め、悶絶しながらも何とか漕ぎながら治しました・・・
そして14時54分。トラブル、ケガなく無事完走。
- 距離: 100.11km
- 移動時間: 5:04:15
- 獲得標高: 1,139m
経過時間が5:54:39という結果になりました。1回での獲得標高が1,000mを超えるのはもちろん初です。
ゴール後は少し休憩。
ゴール後、N氏とは会って挨拶できましたが@takuya.omatsuさんとは直接お目にかかることができず杵築駅に向かいます。
帰路へ
時刻表を調べると16時34分杵築発の特急ソニック44号がありますので、余裕を持って移動します。
杵築駅に到着してRCTを輪行袋に入れていると、駅内の観光案内所にいる方が気さくに声を掛けていただきました。
ツール・ド・国東の成り立ちや杵築市のことなどを教えてくれ、最後には「また杵築においで」ということで案内ブックまでいただきました。ありがとうございます。
杵築駅の改札は無人で自動改札もありません。そのまま駅内に入って待ちます。
定刻通りソニックへ。今回も4号車の携帯電話スペースをお借りします。
宇佐駅を過ぎる頃、山手を見ると『USA』の文字が見えました笑 ロサンゼルスのハリウッドサインをオマージュしているのでしょう。
電車内の携帯電話スペースは広いので、人がいないところを見計らっては肩と足腰のストレッチします。
小倉駅から満席に近づくくらいでしたが無事定刻通り18時28分、博多駅に到着。
筑紫口のいつものところでRCTを組み立て終えたのが18時40分。そのままオフィスに向かいます。
まずこの時点でライトのVARIA UT、テールライトのT-VOX A5のバッテリーが無くなってましたので明るいうちに無灯火でオフィスへ急ぎます。
しかしGARMIN EDGE 840はそれ以上に稼働してたのにバッテリー残量が78%でしたので驚きました。
オフィス到着後すぐ充電しながら片付けて家路につきます。
参加特別賞はタオルに完走証、エイドでもいただいてとても美味しかったかぼすドリンクでした。
記念に名前と時間を自分で書き込んで保管しておきます。
22時に就寝していつものように6時起床。
筋肉痛にはなっておらず足の筋が若干気になりはしますが、痛くはありません。
そしてRCTはトラブルなくホントによく走ってくれました。
カスタムを企画した当初から『街乗りからロングライドまでこなせる1台になったら』と試行錯誤してきました。
ゆるく普段着で乗れますし、いざとなれば30km/h超の巡行も可能ですし、スポーツウェアに着替えて(体力はいりますが)100km超のロングライドもできます。
手間も時間も掛かりましたが本当に思い描いたとおりの1台に仕上がったと思います。
今となっては最高の相棒です。
GARMIN EDGE 840で気になったこと
- 830に比べてビープ音が大きい
- ClimProの標高表示遅延
- ClimProの設定を『すべて』とすると走ることがない封鎖された旧道まで反映される
- 想像以上のバッテリーの保ち
ビープ音については設定でも変更できませんが私はこれくらいで丁度いいと思ってるので問題ありません。
ClimProの標高表示が遅く反映されることはやはり戸惑いました。ファームウェアの更新で改善されるのを待ちたいと思います。
福岡の天神や薬院、博多駅周辺を走っている分には滅多に作動しないClimProはアクションを見て楽しかったりしたのですが、こういった大会では紛らわしくて気が散るため、帰ってきてから830と同じようにナビゲーション時限定で勾配中〜高に変えました。
1日100km以上走ってバッテリー残量が78%ですから、ここまで保つのであれば普段使いの私にとってソーラー版はいらないと思いました。
ただ私のように830とセンサー類セットでまとめて譲ったのであればいいのですが、現時点でセンサー類持っているのであればソーラー版を買っていたかもしれません。
2023年、節目の40回で最後となったツール・ド・国東でした。
個人的にはまた参加したいと思った大会でしたが、この広域をカバーしながら2,000人超の参加者を安全かつ緊急事態におけるサポート体制の構築、ボランティアさんや消防団の方、警官の動員、各エイドやお弁当、様々な備品などを見ても相当難易度が高い運営とハンドリングであることは想像に難くありませんので運営の外である私がカンタンに続けてほしいとは言えません。
継続してほしい気持ちは山々ですが、また違った形で開催されるかもしれませんので期待しながら待ちたいと思います。
この大会の運営に関わったすべての皆様、沿道から声援を送ってくれたすべての皆様。
本当に楽しかったです。ありがとうございました。