実物を測ってみて調べたら気が付いたこと、気になったこと
基本的に土日しか自転車は触りませんが、自宅に戻ってから自転車関連の検索ばかりしているので寝不足が続いてます。
ああしようこうしようと考えている時が一番楽しいんですがやはり奥の深い自転車の世界、ズブの素人なのでわからないことだらけです。
ただその知的欲求を満たしていくのもとても楽しい課程ではあります。
さて一通り実測も終わって部位を絞りながらパーツを探していくことが帰宅してからの楽しい日課となってますが、やはりというかそう来るかというか・・・ そういった事例をひとつ。
市販のカーボンフォークは装着できない⁈(゚Д゚)
カーボンフォーク
純正のカーボンフォークです。
アーチ長が240mmですので20インチ451サイズが入りません。
どうしても451を入れたい場合はフロントフォークを変更するしかなく、私自身は406へ変更する予定ですが試しにフロントフォークを変更する方向で考えてました。
中華カーボンフォーク
割とよく見るカーボンフォークを眺めながらイメージを膨らませてたのですが、各部の実測を終わらせたので実際に装着できるかを確かめます。
またTRIGON RC55を装着して451化している方のBLOGもよく見かけます。
これらはパイプ部φ28.6mm、根元部10mmくらいまでφ30mmです。
径で0.4mm、メカの世界では大きな数字ですが写真で見るとストレートなパイプです。
20インチまでの市販のフロントフォークは多分だいたいこのタイプだと思います。
純正カーボンフォーク
自転車に詳しい方なら実測した時点でわかる方もいらっしゃると思います。
そうなんです。
このSAVANE FDB169Sのステムシャフト、上部と根元部で径が違うんです。
バラした瞬間、「え、太くない?」と思いました。
カーボンフレームのロードバイクなどはヘッドチューブの形状がテーパータイプだとのことですが、ちょっと形状は違うかもしれませんがまさか小径フォールディングバイクでも同じとは思いませんでした。
調べてみるとテーパー状のフロントフォークは700cとかのロードバイク用はありますが、20インチでは今のところ見付けられてません。
シャフト径
実測したものをまとめると径はこのようになります。
ただどうしても市販のカーボンフォークを装着したい!という場合、どうなるんでしょうか。実際は実寸でイラスト化しました。
※これは無駄でした。
左が純正、解決策を2つ考えてみました。
もし装着だけを目的にするなら台座の足りない部分で台座受け(水色部)とφ40mmの打込みスペーサー(青色部)を作ればできないことはないのですがカーボンは局所的な力に弱いので、もし旋盤の心押し台にあるモールステーパーシャンクのように面で力を分散して受けているのであれば絶対NGでしょう。その場合解決策②でテーパー部を含め硬質のポリカーボネイトを削り出して打込みスペーサーにして対応できないか。
こういう特殊なカーボンフレームのヘッドパイプに装着できる下玉押しは売ってます。
では実際のヘッドパイプはというと・・・
純正カーボンフレーム ヘッドパイプ内部
どうやら考えすぎなようでテーパーで力を受けているわけではなく、単純に軸径を太くして強度を上げているだけのようです。
危険を感じるなら避けるが鉄則。
市販のカーボンフォークが高額な物でもなく、スペーサー製作の難易度は低いため購入してチャレンジしてみますが、基本は純正のフロントフォークで進めようと思います。
ホース・ワイヤー固定具?
フロントフォークに1個、フレーム各所に11個付いているのですが、真ん中にタイラップを通してブレーキホースやシフトワイヤーをフレームに固定してます。
最初6角ボルトか何かかと思ったのですが、コレどうやらリベット状になってるので外せないのかもしれません。
ライザーステム
純正のフロントフォークを使う場合と、市販品のカーボンフォークに変えた場合はライザーステムが変わるんだと思います。
純正はステムシャフトをクランプで挟み込み、抜け防止としてM20ネジで押さえてます。
この辺もカーボンフォークが届いたらしっかり調べてみようと思います。
クッション材
ヘッドパイプ手前のフレームの左側に丸いクッション材が2つ貼られてます。これは折りたたみ時にライザーステムが当たっても傷付かないように保護するためのものです。
本当にいろいろあって飽きないですが、完成はいつになることやら・・・(-_-;)