走行1,000kmを迎えて大事なメンテナンスを
やっと時間ができたので大事なメンテナンスを済ませてしまいます。
どんなに良いパーツでも定期的なメンテナンスは必要です。
特に安全に走行する上で各パーツやフレームなどネジ類の締め付けや制動装置(ブレーキ)、灯火類の確認を怠ることができません。
内装変速機 Shimano ALFINE 11の定期メンテナンス
このRCTカスタムで大きなポイントのひとつ、内装変速機 SHIMANO ALFINE 11は長期間メンテナンスの手間は掛かりませんが、ディーラーマニュアル43ページに以下が記載されてます。
- 製品の性能を維持するために、使用開始から最初は1,000km、その後は1年間に一度(頻繁に乗車される場合は2,000kmごと)を目安にオイル交換を推奨します。
- メンテナンスの際にはSG-S700 OILを使用してください。
- SG-S700 OILを使用されない場合、オイルが漏れる、変速機が正常に作動しないなどの不具合の原因となる可能性があります。
なおALFINE 8速は方法(オイルへの本体ドブ漬け)が異なりますので注意が必要です。
この項目はあらかじめ確認しておりましたし、サイクルコンピューターを搭載しているので走行距離の管理はできておりました。
しかし現時点では自分の怠慢以外でのトラブルはありません。本当に拍子抜けするほど変速機能自体に問題はなく、このまま永遠と走りそうな感じもしますけどやはり機械部品の集合体ですので手間を惜しんではいけません。
なお交換したオイル(産業廃棄物)の処分方法をあらかじめ確認しておきましょう。例え少量といえどお住まいの自治体の決められた方法で処分しないと罰せられます。
メンテナンス準備
基本的にメンテナンスパーツはあらかじめ購入していましたので『使うときがきた』という感じです。
これに3mmの六角レンチがあればできます。
なおこのオイルは火気厳禁、第四類第四石油類、危険等級Ⅲとあります。
第四石油類は1気圧時に引火点200℃以上250℃未満の液体で危険等級はⅢと低いのですが引火性液体なので火気や静電気にはくれぐれも注意しましょう。
また目や口に入ると危険である旨もユーザーマニュアルに記載されておりますのでゴーグルやマスクなどで保護した方が万全です。
1回のオイル交換で1ボトル(50ml)使い切ります。
オイル交換作業
11速の場合は前出のディーラーマニュアル44ページ以降にオイルの交換方法が掲載されておりますのでそれに沿って作業します。
方法的には自動車やオートバイのエンジンオイルやデフオイルの交換に近いやり方ですよね。
やり方を要約すると以下になります。
- シリンジ&チューブセットをオイルポートに取り付ける
- オイルポートを下向きにして5分置く
- 古いオイルをシリンジで抜く
- 古いオイルを抜き終わったらオイルポートを上向きにする
- 古いオイルを容器に移す
- 新しいオイル25mlを注入
- 内部洗浄を行う(車輪を1分回して1分置く)
- 洗浄が終わった汚れたオイルを抜く
- 新しいオイル25mlを入れる
オイルは粘性があるのでその時々に置く時間がありますのでしっかり確認しましょう。
では早速作業をはじめます。
くれぐれもブレーキパッドにオイルが掛からないように気を付けます。
5分ほど放置して内部のオイルを下に下げます。
ドス黒く画像ではわかりづらいですがシルバーの金属粒子が光って見えます。これを見るとALFINEのオイル交換は必須メンテナンスであることを再認識できます。
この作業で一度内部の洗浄をします。
古いオイルほど汚れてはないにせよ先ほどの緑が結構汚れます。抜き切りたかったので私はこのまま3分ほど放置しました。
準備しておけば作業自体は30分も掛からず、慣れれば15分ほどで終わるのではと思います。
またこういった作業に慣れていれば手や床などを汚すこともないでしょう。
古いオイルの色を見た時、一度全部バラしたい衝動に駆られましたがまずはオイル交換のみにして次回、さらに2,000km走行後にはバラして各ギアの洗浄をしてから組み付けできればと思います。
もともとALFINE 11は変速機能にトラブルは一切ありませんでしたがオイルを変えて少し乗った感想としてはスッキリ変速してるという感触を実感できました。
これでひとまず懸案だったオイル交換も済みましたので気兼ねなく乗ることができます。
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