そう遠くない将来に寿命が尽きることを見越してフレーム換装を考えておきます
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ベース車両はSAVANE FDB169S
ご存じのように私の折りたたみ自転車のベースはSAVANEの16インチカーボンフレーム折りたたみ自転車『FDB169S』です。
ベルトドライブ化カスタムを目論み、チョイスしたFDB169Sは結果としてチェーンステーがないカーボンフレームと特異な形状のシートポスト、シートポストクランプのみしかオリジナルは残ってません。
2022年3月に初期型が完成。
あれから2年が経ち、2024年4月1日現在での数値は以下のとおりです。
- 走行距離: 8,565.9 km
- 獲得標高: 28,843 m
- 走行時間: 515時間 57分
もうすぐ9,000kmなのでアルフィーネ5回目のオイル交換が近づいてきました。
今のところ細かな不具合などはあったもののパンク含め走行中のトラブルは一切ありません。
弱点は『埋め込み式アルミ鋳造ジョイント』
しかし何度も訪れた折りたたみヒンジ部の不具合、その問題の解決のためにオリジナルで作ったヒンジ内ピンなど手間とコストを掛けました。
この手間とコストがあったからここまで走って来られたといっても過言ではありません。
探してたら見付けた埋め込み式アルミ鋳造ジョイントのヒンジパーツを購入したものの現在はSOLD OUTではなく商品リストから消えてしまってます。
また昨年末にはヒンジが曲がってきたこともありました。
手元にある新品のヒンジは残すところあと1つ。
これを使い切ったらこのフレームはもう使えません。
フレーム換装を模索する
一番手っ取り早いのは同じSAVANE FDB169Sのフレームだけ購入する手はありますが、埋め込み式アルミ鋳造ジョイントはもうお腹いっぱいなので違うフレームにできないかなと空いてる時間で模索します。
タイヤ含めたホイール周り、アルフィーネ、Gates Carbon Drive、クランクなどまったく問題ありませんのでこのまま新しいフレームに移植したい。
やはり何度か輪行をしているので総重量と折りたたみ形状、折りたたんだ際のWDH寸法など重要となってくるのですが中折れタイプはさほどコンパクトになりませんから持ち運びを工夫すればそこまで苦になりません。
まずひとつのハードルはベルトドライブにするのでチェーンステーがないフレームを探すしかありません。
一時は安価なアルミフレームのJAVA FITも考えたんですがやはり問題は総重量なんです。
FITにするとフル装備で13kg以上になりそうで、個人的に11kgを超えると相当重く感じたのでできればカーボンフレームにしたい。
そうなると選択肢は限られます。
JAVA ARIAです。
調べると20インチの451、406共にあるそうなので406で考えます。
埋め込み式BB、前後フラットマウントですから現状からだとBBはそのまま使えるとしてリアブレーキキャリパーはポストマウントなのでフラットマウントのキャリパーに換えないといけません。
見たカンジブレーキディスクは160mmですから140mmにできなければ前後のディスクも換装の必要があります。
それとSAVANEのフレームではできなかったカーボン製シートポストに換装できるのでさらに軽量化できます。
ベルトをチョイスするのに必要な寸法は『リアセンター』
2つ目のハードルはベルトはいくつの歯数を選ぶのか。これはリアセンターの寸法がわからないと計算できません。
しかしどこを調べてもJAVA ARIAのリアセンターは掲載されていません。
わからないならメーカーに直接聞くしかありませんからメールしてみました。
1月6日にメールしてみたら19日に返信がありました。
リアセンターは 394mm とのことです。
メーカーからの返信なので間違いないと思います。ただ過去の経験からそのまま鵜呑みにできない自分もいますが信じるほかありません。
JAVA ARIAで使えるベルトを調べてみる
リアセンター 394mm で組み合わせると出てきました。
393.4mm
F70T・R24T
ベルト 120T
ギアレシオ 2.92
0.6mmの違いは過去の経験から誤差の範囲。もしキツければリアアクスル部分を少し削ればいいです。
F70Tは今のまま。R24は初期型を組んだ時に購入しているのでスプロケットは棚にあります。
私の場合は120Tのベルトだけ購入すればいいことになります。
ギアレシオが現状のMAX3.18 → 2.92に落ちますのでアルフィーネ11で計算上11段ケイデンス50rpmとします。
- 3.18: 30.6km/h
- 2.92: 28.0km/h
1.6km/hほど落ちますが、街乗り主体なので問題ないでしょう。
懸念は直線的なスイングアーム
JAVA ARIAの画像を見るとスイングアームが直線的です。
なおSAVANE FDB169Sのスイングアームは湾曲してます。
現時点でF70T – R22TとGates Carbon Drive CDXでALFINEの場合、これ以上のギア比がない最大スプロケット比です。
当初FDB169Sのフレームで一番懸念していたけど結局スイングアームにベルトが当たることはなかったのですが、ARIAのスイングアームにはベルトが当たるんじゃないか・・・?
念のためタイヤの縮尺を合わせて見てみます。
わかりづらいですが赤点線がARIAのスイングアーム。青点線がARIAのクランクセンターに合わせたベルトラインです。
これでわかったのはARIAはFDB169Sのフレームと比較してメインフレームからクランクセンターまでの寸法がかなり離れていること。
多分F70T – R24Tでもベルトがスイングアームに干渉することはない、かなり余裕がありそうに見えます。
決断するかしないか
実際はBBとベルトラインの関係など実車を調べないとわかりませんが概ね頭の中では完成が見えてます。
車体が輸送費込みで概ね13万円ほど。もし塗装全剥離からの再塗装となるとトータル50万円近くいく予想です・・・
ホントにやる? ちょっと考えます。