前編で導き出した結果からパーツを仕入れていきます
この記事の内容を汎用的にまとめたものが上記にあります。
なおこの内容は3つに分かれておりますので参考にする場合は3つをしっかりお読みください。
前編での結果からフロントスプロケットの歯数55T、リアスプロケット24Tで探します。
Contenst
Gates Carbon Drive – CDX™ High-Performance Sprockets
※20インチ406であればF63T-R22Tのスプロケット比2.86が個人的に最適だと思います。(現在F70T-R22Tに変更)
- Gates Carbon Drive – Technical Manuals and Brochures
Fスプロケットは40ページ、Rスプロケットは46ページに詳細図があります。FRどちらもスプロケットのセンターラインよりフランジがオフセットされてます。
ALFINEにGatesのRスプロケットを装着する場合の注意点
ALFINEにGates Carbon DriveのRスプロケットを装着する際、必ずチェーンガードは外します。チェーンガードがあるとベルトに干渉しますので要注意です。
Gates Carbon Drive – CDX BELTS (11M-108T-12CTS BLUE)
問題はベルトです。Aliexpressにもベルトは売っているのですが、肝心な108の在庫がなく問い合わせても入荷時期未定との返答で一瞬途方に暮れます。
ベルトがない=チェーンのない自転車はさすがに困ります笑
そうして探して辿り着いたのが eBay です。
※スプロケット比変更のため108T→111T→115Tに変更済み。
ベルト
なおストアはオーストラリアドル(約¥83/AU$)です。配送料含めざっくり¥14,500-とどうしても割高ですが仕方ありません。
AliExpressでは上記になります。
1月24日に発注しましたがなんと1月28日には届くという早さ(゚Д゚)
単純に比較はできませんがチェーンのウェイトが247gでしたので約1/3の軽量化ですが、ALFINEが弩級の1.6kg半ばなので他のパーツをできる限り軽量化したいのでうれしいです。
ディテール
塗装した車体色に合わせてブルーをチョイスしました。
そうして概ねベルトライン含め、Gatesのテクニカルマニュアルに掲載されているスプロケットの寸法を実寸で書き起こし目星を付けます。
そうして届いた未知のCARBONクランクを計測して薄緑色の図形に落とし込みます。
フレームセンターからFスプロケット内側までの実測値が38.0mm。-0.2mm差ですから誤差の範囲でしょう。
ただ平面上では装着できるであろうことはわかりましたが、クリアランス無視の机上の計算な上、一番懸念される3次元的なリアのスイングアームとベルトが干渉するかしないかこの時点ではまだわかりませんでした。
手堅いベルトラインの合わせ方は以下をご覧ください。
GatesのALFINE専用クランクにしなかった理由
寸法が定かではないアフターパーツのクランクを購入するよりもGatesからリリースされているALFINE用のクランクを購入すればベルトラインの心配はいらないのですが、eBay含め様々探しても厳しい実情に直面します。
- Gates Carbon Drive – Technical Manuals and Brochures
ALFINEの無印、Di2それぞれのベルトラインに最適なクランクはS501、22〜23ページにあります。
例えば24〜25ページのS300系はeBayでも見つかるのですが、¥30,000-超な上に歯数が合いません。
歯数が合わなければ別途スプロケット単体を購入して組み替える手もあったのですがさらにクランク長が175mmとなると個人的には結構厳しいかなと思いました。
BBがホローテックⅡタイプではなく、スクエアテーパーであればまだ見つかる可能性はあるかなというのが個人的な感想です。
熟慮の末に結果的には今回のカスタムは様々なチャレンジをしたいという前提に立ち返り、何より軽量化を考えるとS501のカタログスペックでのウェイトが873gということもあってあえて前出のCARBONクランクをチョイスした経緯となりました。
スイングアームとベルトのクリアランス
一番懸念していたスイングアームとベルトのクリアランスですが、画像ではギリギリに見えるものの3次元的には割と問題ない間隔が空いてます。
結果として様々な工夫をしてインストールに成功し、現状駆動系では何の不具合も不満もありません。
ただFirst Impressionでも書きましたように個人的に街中平地での変速が上段半分の6〜11速で事足りてしまうことから再度カリキュレーターで計算し直してFスプロケットを大径化し、それに伴いベルトの長さも変更する予定です。(変更済み)
結局はトライ&エラーになってしまいますが、個人的なノウハウを蓄積できているので授業料として考えれば私としてはそんなに高くない経費だと思いました。
データ及び画像引用
このページはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。