待ちに待ったFホイールもまさかの結末が・・・
これまではパーツ主体のレビューでしたので特に大きな問題もなく順調そのものでした。
ただ『いずれ必ず何か起こる』と覚悟はしておりましたがやっぱり起きました。その顛末は後半に。
スポーク納品、加工などに時間は掛かりましたがいよいよフロントホイールが完成しました。
Fホイールのパーツ構成
素人ながら考えた末の組み合わせは以下となります。
- [リム] FLASHFOX CARBONリム(32H)
- [スポーク] Pillar PST14 チタンスポーク 黒(ニップルPB14 真鍮)
- [Fハブ] SHIMANO 105 HB-R7070(32H)
まずスポークの組み方ですが、FハブのSHIMANO 105 HB-R7070はそもそも取扱説明書上『ラジアル組み』に対応しておりません。またABSが付くとはいえ高い制動力の4ポッドキャリパーですがウェイト増を敬遠すると必然的に4本組み(2クロス)となりますのでそれで進めてもらいます。
まず組んでいただいたメカニックの話しとして4点ございました。
- ニップルが掛かる見えないリムの裏側処理が若干粗いため、ニップルの出代(でしろ)を均等にすることは難しかったがバランスはしっかり取ってある
- 目では気が付かないが左面(ディスクが着く逆側)の表面に緩やかな凹凸はあるがバランスは取ってある
- それをふまえてテンションを掛けていくのに注意が必要だった
- 走り始めたら1ヶ月後にホイールバランスのチェックに来てほしい
Fホイール完成
リムは精度的に出来がいいとはいえないものの組んだ状態としては納得いくレベルとのことで安心しました。
中国製だからという以前にそもそも安価なリムなので仕方ないと思いますが、実走開始後1ヶ月くらい、もしくは気になった時点ですぐに調整にきて欲しいとのことでした。
さて、リム、スポーク、ニップル、ハブにおけるカタログスペックでの想定ウェイトは611〜612gです。
ホイール単体ウェイト
実測: 614.9g
2〜3gオーバーですが概ね想定通りになりました。
ホイール以外のパーツと総重量
他パーツは以下となります。
- [タイヤ] SCHWALBE ONE(20×1.10:チューブタイプ)
- [チューブ] SCHWALBE SV6A&バルブエクステンション
- [リムテープ] SCHWALBE FABRIC RIM TAPE (15mm)
- [ブレーキディスク]SHIMANO RT-MT900(140mm)
前輪一式ウェイト
実測: 994.2g
タイヤ、チューブ、バルブエクステンション、バルブキャップ、リムテープ、ブレーキディスクを装着した前輪一式となります。想定では989gでしたので結果としては+5gということになりますが概ね想定通りです。
純正前輪一式ウェイト
実測: 1108.6g
純正は16インチ(40-305/16×1.50)でしたがインチアップしても-114.4gの軽量化となりました。
しかしパーツ一式、工賃込みで考えると軽量化的なコストパフォーマンスは相当悪いですが、16→20インチ化で巡航スピードの向上、見た目も気にした結果ですので仕方なくもあります。
FハブはSHIMANO 105 HB-R7070(Eスルーアクスル 12mm)ですのでEスルーアクスルアダプター(12→9mm)、予め準備しておいたチタンシャフトにカーボンレバーの軽量QRを入れて早速塗装が終わっている純正カーボンFフォークに組み付けてみました。
問題なくすんなり入ります。
なかなかいい!
しかしそうは問屋が卸しません。問題はここからです。
純正フォークだとタイヤが当たる問題が発生(゚Д゚)
組み付けはすんなりいったものの・・・
純正Fフォーク組み付け(前面)
アーチとタイヤのスペースが明らかに狭い。406を履いても5mm以上のスペースが空く計算でした。
SCHWALBE ONEのタイヤ高さが想定以上あったとしか考えられませんし、初心者が見てもこれでは走行中タイヤとアーチが当たることがわかります。
451を履く可能性もあることからテスト用に購入したFフォークがある・・・
テストのつもりで買ったけどそのままインストールするほかありません。
テスト用カーボンFフォークに組み付け
当たり前ですがこのくらいのスペースがあれば何も問題ありません。
後はワンオフスペーサーを常時組み込み用に考えて対処すれば問題ありません。
初心者故に陥った規格の罠
この写真を撮った直後、得もいえぬ違和感に襲われます。
え、チョット待って・・・
ディスクブレーキを扱った人であればすぐわかるはずです。
テスト用Fフォークのキャリパーマウント、明らかにディスク径φ160mm用です・・・
まさかと思って商品説明を見返します。
O.L.D、ヘッドパイプの寸法、ディスクブレーキ用かどうかばかりを気にしていて、肝心の対応ディスク径を見落とす始末。完全に私のミスです。
そしてそもそも対応ディスク径が掲載されてません。購入前に気が付いて販売元に問い合わせるべきだったのです。
後でわかったのですがポストマウント規格の最小ディスク径はφ160mmということでした・・・
対策はひとつ、『買い直し』(>_<)
まだ時間がありますので対応策を考えます。
- 純正Fフォーク: タイヤが当たる → タイヤを変えるか、そもそも径を小さくするか
- テスト用Fフォーク: Fブレーキ危険 → ブレーキディスク径をφ160mmにするか
どちらにしても出費になるのは致し方ないとして純正Fフォークを使うのは出費面、運用面的に難しいですし、φ160mmのディスクに変えることでただでさえ効くブレーキのディスク径を大きくしてさらに効かせてどうする・・・
結局のところFフォークを買い直す方が無難のようです。
そうして気が付きます。
ほとんどのディスクブレーキ用(ポストマウント)カーボンFフォークに、対応するディスク径が掲載されていないことを。(
そうなんです。記載されてないのは規格の最小径φ160mmだからです。
そうして一晩掛けて探していった結果、ありました。
ディスク径160mm、140mmで選択できますし、カーボンフレーム用に作ったワンオフスペーサーも流用できそうなのでこれにするしかありません。が価格はHaoBIKE STOREの3倍ほど・・・
これぞ安物買いの銭失い(=_=)
実際の現物を組み付けていくことではじめてわからなかったことや見落としていたことが見えてくるんですよね。
今回はそれほど高額ではなかったにせよ、よい授業料だったとします。
- 16インチ自転車を20インチに変えるにはフロントフォーク要交換
- ディスクブレーキのFフォークを購入する場合は必ず対応ディスク径を確認‼
おや?何かが届いたようです。
いよいよ今回のカスタムも大詰めとなりますが最重要パーツの納品が2月末とのことで、リアホイールは概ね3月中旬に完成となります。
それまでにFフォークの変更と、そして今回計画したカスタムをする上で一番注意しなければいけないパーツが到着し次第実測・考察をしていきたいと思います。
なお今回届いたパーツ(Gates Carbon Drive)を導入する上での詳細な事例は思惑通り組み上がった段階でまとめます。
ご期待ください!
このページはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。